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お口を清潔にして、感染症対策!!

みなさま、こんにちは!!中里デンタルクリニックです!! 少しずつ、日が長くなってきましたね。少しずつ春が近づいてきました!! もう雪が降りませんように!!   今週は『お口と感染症』についてお話しさせていただきます。 みなさんは、ご自分のお口の中にたくさんの細菌が棲んでいるってご存知ですか?実はこの菌たちは、とても凶悪でむし歯や歯周病を引き起こすだけでなく、風邪やインフルエンザが体に入り込む手助けまでしていることがわかってきました。ヤツらに好き放題させないためには、いったいどうしたら良いのか…、お口の細菌の正体と、ヤツらへの対処法を知ってこの時期を乗り切りましょう!!   お口の中には細菌が100億個!! 誰だって、「お口の中に細菌がウジャウジャいる」なんて想像するのは、気持ち悪くて嫌ですよね。でも本当のことを言わせていただくと、お口のなかは細菌の巣窟。いつも歯磨きをていねいにしている人でも、歯や舌、粘膜などにいる細菌を合計すると100億個にも達します。歯磨きを怠っている人の場合、なんと1000億個もの細菌がお口の中にいるのです。 こうした細菌たちがむし歯や歯周病の原因だということは、多くの人がご存知だと思います。ところがこの細菌たちは、お口のなか以外にも、とんでもない悪さをしていることが明らかになってきています。 お口の細菌は、誤って肺に入ると誤嚥性肺炎を起こします。歯ぐきの炎症から血流に入り込むと、動脈を詰まらせて動脈硬化の原因になります。そのうえ糖尿病や腎臓病の引き金になっていることもわかっています。こんなふうに、お口のなかの細菌は気道や血流に入り込んでは、命を奪うほどの重大な病気の原因を作っているのです。 そしてさらに研究を進めるなかで、実はお口のなかの細菌が、風邪やインフルエンザのウイルスを手伝って、感染しやすいようにサポートしてことまでわかってきました。どうやら細菌の出す毒素や酵素が、恐ろしいウイルスの誘導役をしているようなのです。     日頃から知っておきたいウイルス感染への「予防策」は、みなさんご存知の『手洗い・うがい・栄養バランスの良い食事・十分な睡眠』、ここまではおなじみの方法ですね。 これにもう一つ追加したいのが、『ていねいな歯磨き』です。お口の中をきれいにして細菌を減らすと、ウイルス感染のリスクが減ることがわかってきました。逆に、歯磨きをサボってお口のなかに細菌がたくさんいると、細菌が風邪やインフルエンザウイルスなどの感染をサポートする毒素をたっぷりと出してノド粘膜に悪影響を与えてしまい、その結果ウイルスの感染が促進されてしまいます。ていねいな歯磨きでお口の中から細菌を追い出すこと、また歯科医院で定的にクリーニングを受けることが大事です。     元気なからだは、清潔なお口から。お口のなかに凶悪な細菌たちを増やさないようにしっかりとケアして病気を予防し、元気に乗り切りましょう!!