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昔詰めた材料はかけたりしていませんか?

こんにちは!中里デンタルクリニック.です。 暑かった日が過ぎて今は寒くなりましたね。季節の変わり目は体調が崩れやすのでお気をつけください。     寒い時期になると冷たい風や甘いものがしみる方はいませんか?もしかするとそれは虫歯による痛みか詰めていた材料が欠けてしまっている可能性があります。皆さまはお口の中に詰め物などは入っていませんか。一度見てみるのもいいのかもしれません!銀の詰め物や白いものなどは入ってはいませんか?お口の状態や治療によっては入るものが違う場合がございます。今回は歯科の治療で使われているコンポジットレジン修復についてお話ししていきます。     白い詰め物の治療で知られるコンポジットレジン修復は、歯科治療において必要不可欠な治療法になっています。患者様にとって嬉しいメリットは、色が目立たないということです。しかもその日のうちに治療が終わります。コンポジットレジンを使う治療では、材料を直接歯に詰めたり盛ったりして修復します。そのため金属やセラミックの詰め物のように、型を取って製作する必要がありません。(ただ、むし歯が大きいと対応できない可能性もあります) 型取り後、装着のために再度来院せずにすみ、白い治療がその場で済むことはコンポジットレジン修復の魅力ですね!     コンポジットレジンも年数とともに耐久性や丈夫さも急速に進歩を遂げてきました。ただそうとは言っても、修復物はお口の中で毎日機能し、食事のたびに強い力を受け止めています。どんな修復物も時間が経てば消耗しますが、特にコンポジットレジンは、丈夫になったとはいえ樹脂の一種なので、銀歯に使う金銀パラジウム合金のような硬度は持ち合わせてはいません。修復範囲が大きくなればなるほど摩耗しやすく、また強い力がかかるとかけることもあります。     ことに噛む力による摩耗は、上顎の第一大臼歯の摩耗を1とすると、下あごの第一大臼歯、第二大臼歯ではおよそ5倍ほどになると言われています。下あごの奥歯の詰め物には強い力がかかるため、使って5〜6年も経つと個人差はありますが少しずつ摩耗していきます。それはコンポジットレジン修復の弱点ではありますが、むしろ利点ととらえることもできます。噛み合う天然歯にとっては優しい材料だからです。そして摩耗したり欠けたりした時には治すことも可能です。(状況によっては難しい場合もございます)     欠けたのか、摩耗したのかわからない方もいらっしゃると思います。そういう方はメンテナンスで定期的に検査をしていくことによって判断することは可能ですので、気になる方は是非定期健診をお勧めします。