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お口が弱ると認知機能も弱る?

皆さんこんにちは!中里デンタルクリニック歯科衛生士の北田です。 クリスマスを迎え、あと数日で新年を迎えますね。寒さも本格化してきたので皆さん外出時には防寒対策をしっかりして過ごしましょう! さて今回はお口の機能の低下が認知機能の低下に関わる……!?というお話をしていきます。 近年、お口の健康が認知症に関係する可能性が報告されています。しかし、お口が具体的にどうなると認知機能が低下してしまうのかはわかっていません。そこで日本人の高齢者を対象に、お口の健康と軽度認知障害(認知症の一歩手前の状態)の関係を調べる研究が行われました。 認知機能の低下は、「まわりの人からいつも同じことを聞くと言われるか」「今日の日付がわからないときがあるか」という質問から。お口の機能の低下は、「お茶や汁物でむせることがあるか」(嚥下機能)、「半年前と比べて固いものが食べにくくなったか」(咀嚼機能)、「お口の乾きが気になるか」(口腔乾燥)、「歯が20本以上あるか」(残っている歯の本数)という質問から調べました。 その結果、咀嚼機能が低下している人、口腔乾燥がある人、残っている歯の本数が少ない人も認知機能が低下している人が多くなっているとわかりました……。 また、お口の機能が低下すると、食事がしにくくなるため栄養不足にもなると言われています。さらに残っている歯の本数が少ないと、人に顔をみせるのが億劫になり外出や交流が減っていきます。これらのことが認知機能の低下に繋がると考えられています。 むし歯や歯周病を予防・治療する、人と会話する、よく噛んで食べる、お口の体操をする……などなどお口の健康を保つことが認知機能低下の予防に繋がります!当院では50歳以上の方に保険で出来る、お口の機能低下がみられていないかどうかを調べる検査を実施しています。もし機能の低下が見られた場合は対策方法なども提案させていただいています。これを機に自分のお口の機能が低下していないか検査をしてみませんか?中里デンタルクリニックはいつでもご連絡をお待ちしております!