トピックス TOPICS

6歳臼歯だけじゃなく12歳臼歯にもご注意を!!

皆さんこんにちは、中里デンタルクリニック歯科衛生士の松田です。最近はグッと寒さが増してきましたね、、、我が家ではやっとこたつを買いました!暖かすぎてほとんどこたつから出ていません、、、^^; これから来る本格的な冬に備えて冬の準備を怠らず、風邪にも気をつけていきましょうね! さて、今回はお子さんのお口の中のことについてがテーマとなっております。小学校一年生のときに生えてくるのが6歳臼歯と呼ばれる大人の歯です。「6歳臼歯は虫歯になりやすいのでいをつけてくださいね」とい合われたことがある方もいるのではないでしょうか? それと同じように、あと一本大人の歯が映える年齢、、、それは12歳ごろに生えてくる「12歳臼歯」です!親知らずを除くと一番最後に生えてくる歯になります。修復作用が12歳臼歯はなぜ虫歯になりやすいのかというと、 ①生え始めの永久歯はまだ歯の質が弱い。 ②抜けた乳歯の舌から生えてくるわけではないので変化に気づきにくい。 ③一番奥に生えるので歯ブラシが当たりにくい ④唾液も届きにくいので歯の修復作用(再石灰化)が起こりにくいということが挙げられます。 また、12歳頃の思春期特有の要因も関係します。親御さんに連れて行かれるのではなく、お子さんが自分で通院するようになりますし、学校や塾、部活動で忙しくなるため、それまで継続していた定期検診が途絶えやすくなるのです。おやつを好きな時間に食べたり、歯磨きの習慣が乱れたりなど、保護者の管理が行き届かなかくなる年齢でもあります。 12歳臼歯が虫歯にならないようにするには、まず「生え始めを察知する」ことが肝心です。とはいえ、親御さんが奥歯を観察したり、お子さんが意識するのはなかなか難しいですので、歯科の定期検診をしっかり継続するのが確実な方法です。 先述のように小学校高学年になるとそれまで継続していた定期検診が中断してしまいがち。でもその時期に生えて来るのが12歳臼歯ですので、むしろ受信間隔を短くして、生え始めを見逃さないようにする必要があります。(たとえば6ヶ月に一回の定期検診を3ヶ月に一回に変えるなど) 生え始めを察知したら歯科では適切な予防指導と処置を行います。歯磨きの仕方やフッ素入り歯磨き粉の使い方を指導したり、歯の表面のクリーニングやフッ素塗布、歯の細かい溝に「シーラント」を入れるなどをします。「シーラント」を詳しく説明すると、永久歯は入乳歯に比べて歯の溝が深く、虫歯になりやすいと言われています。そこで予め、溝を埋めて虫歯になりにくくするものです。虫歯の治療と違って歯を削ったりしませんので、大切な歯質や、お子さんへの負担も軽減されます。当院でも行っておりますので、気になることがありましたらいつでもお声がけくださいませ♪ そして、お家でできる予防方法は、やはりフッ素入りの歯磨き粉を使うことです。12歳ごろであれば1000PPMのフッ素濃度で1センチつけることが推奨されていますが、より予防効果を高めるために、1450PPMの歯磨き粉をたっぷりつけることを強くおすすめします。また、うがいをする際のお水の量はだいたいペットボトルのキャップ二個分くらいが目安となっております。多くのお水でうがいをしてしまうと、せっかくのフッ素などの成分がすべて流れていってしまいます。最初は不快かもしれませんが、こうすることでフッ素がお口に残ってくれ、虫歯を予防することができるのです。 それか、歯科専売のものに変えると、市販のものと違って発泡剤(泡立つ成分)が少なく配合されているため、不快感は軽減されるかもしれません。当院でもチェックアップ、チェックアップジェルなどを定期検診の際に使用しています(^^) 定期検診とフッ素の利用で12歳臼歯、6歳臼歯を守っていきましょう!