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原因不明の歯の痛み

皆さんこんにちは。中里デンタルクリニック.です。コロナの感染も増えてきています。まだ青森では感染の発表がないのですが、感染力は高いので手洗いうがいをしっかりしていきましょう。当院でもコロナ対策でスッタフはマスクを常につけさせていただいております。また予約を取られている方で咳が出ていたり、体調の変化がある方は無理をせず電話での予約変更をお願いいたします。     では、歯のことについてお話ししていきますね。皆さんは「非定型歯痛」とおいう言葉を聞いたことはありますか?はじめて聞く方も多いのではないのでしょうか。「非定型歯痛」というのは、つらい痛みが続くにも関わらずいくら詳しく歯科な度で検査をしても原因が見つからない歯の痛みを言います。     ○「非定型歯痛」の症状 痛みとしては、持続性で、自発性の鈍い痛みがあげられます。よくあるのは歯や歯肉、抜歯した部位を中心としさらには上下の顎、さらには顔面にまで広がることもあります。なかには何ヶ月も続き、急激に症状が悪化することもあります。レントゲンでも何らかの治療をされていたり複雑な歯の構造による根幹自体の難しさなどがさらに鑑別を難しくさせます。     口は体のなかでも感覚が特別に敏感な器官でもありますので、歯科治療によるストレスは、情動に影響を与えやすいのです。疲れていたり、気苦労の多いところへ歯科治療のストレスが加わることによって、その人のストレスの許容量を超えてしまうと痛みの神経ネットワークのバランスが崩れて非定型歯痛が起きてしまうことがあります。なので歯科が苦手な方や不安なことがある方は、遠慮なくご相談いただければ笑気麻酔などを利用して不安を和らげることもできます。十分に話し合い、納得してから治療を受けることが、治療のストレスの軽減につながります。安心して治療をしていただくためにも、我慢はせずにご相談ください!     本当の原因の発見が遅れてしまうと痛みが慢性的なものへと変わって脳は小さな刺激にも敏感になってしまいます。歯痛はまれに、排外の原因でも起きることをこの機会に頭の隅に置いていただき、原因不明の歯痛が起きたときには早期に歯以外の可能性も検討し、専門外来[専門外来とは、日本口腔顔面痛学会に属する認定医・専門医・指導医が診療を行っていたり、大学病院などで歯科医師と精神科医が連携して診療にあたっている外来や診療歯科をいいます]にかかって診察を受けましょう。