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正しく歯を予防しよう!

皆さんこんにちは。中里デンタルクリニック.歯科衛生士の堀内です。

段々と暖かくなってきて、春を感じるようになってきましたね。

私にとって春といえば「花粉」。花粉症の皆さん、この時期を頑張って乗り越えましょうね。

さて、今回のお話の内容は「歯の予防」についてです。正しい知識を身につけて、むし歯や歯周病から歯を守っていきましょう。

①歯周ポケットは、歯ブラシできれいにみがける。→いいえ!歯ブラシだけでは落とし切れない汚れがあります。

歯ぐきの溝のなかはプラーク(細菌のかたまり)がたまりやすい場所で、溜まったプラークは歯周病の原因になります。そのため、この部分を歯ブラシで注意してみがいているかたも多いことでしょう。

ですが、歯ブラシでは溝のなかのプラークは完全には取り切れません。しかも、溝のなかに無理にブラシの毛先を入れてみがくことを続けると、歯ぐきが傷つきやせ、むし歯になりやすい歯の根面が露出してしまいます。

歯ぐきを傷つけずにきれいにプラークを取り除くみがきかたを、歯科医院で教えてもらいましょう。歯ぐきの深い溝や歯周ポケットのなかの掃除もお任せください。

歯と歯のあいだをデンタルフロスや歯間ブラシでみがくことと、むし歯予防のためにフッ素入り歯みがき剤を使うことも忘れずに。

②むし歯になるのは甘いものをたくさん食べているから。→いいえ!「量」より「食べかた」が問題です。

甘いものを控えているはずなのに、むし歯になってしまう。それは甘いものの「食べかた」に問題があるのかもしれません。

飲食後、お口のなかでは、細菌の生み出す酸や飲食物の酸により歯の成分が溶け出し、その後、時間をかけて唾液が成分を歯に戻していきます。溶かす力が戻す力を上回る状態が長時間続くと、むし歯になっていきます。

このとき、甘いものの「量」以上に、食べる「頻度や時間」が問題となります。ひっきりなしに甘いものがお口のなかにあると、唾液が歯を修復する時間が取れません。ですから、のどあめを絶えず舐めていたり、ドリンクをチビチビ飲んでいたりすると、むし歯になりやすいのです。野菜ジュースやスポーツドリンクなど、ヘルシーなイメージのものにも意外に砂糖は入っていますのでご注意を。

中里デンタルクリニック.では、唾液(ツバ)を採取してお口の環境を数値、グラフ化する「唾液検査」を実施しています。この検査によって今のお口の環境でのむし歯や歯周病のなりやすさや、口臭の度合いなどが分かります。結果からケアの方法まで詳しく歯科衛生士がアドバイスしておりますので、気になるかたは是非、ご連絡ください。