学校では、集団歯科検診が年に1〜2回行われます。学校検診ではお口の中をチェックをされ、後日結果が渡されます。お子さまがいる方は「子どもは学校で歯科検診を受けていれば大丈夫」と安心しているかもしれませんが、学校検診だけでは十分ではなく、歯科医院でしっかり定期検診を受ける必要があります。
■学校で受ける歯科検診ではなぜ不十分?
学校検診は基本的にスクリーングと呼ばれる一次検診だけを行うものであり、詳しい診断や治療を行うことはできません。実際お口の中を目視で確認するだけで機器を用いた検査などはできないため、歯の健康状態を詳しく診ることができないのです。
また、集団歯科検診では一度に多くの子どもたちの検査をするため、一人当たりにさける診察時間は限られています。確かに学校歯科検診は、学生の虫歯や歯周病の早期発見を目的とした重要な制度ですが、検診の範囲は限られており、検査もスピーディーであるため、詳細な診断や治療の必要性を完全に把握することは難しいということはしっかり知っておく必要があります。
■歯科医院での定期検診と頻度
学校歯科検診だけでは見逃される可能性のある問題に対処するためには、歯科医院での定期検診が不可欠です。歯科医院での検診では、設備も整っている状態でしっかり時間をさいて診てもらうことができるので、より詳細で専門的な検査が可能になり、お口の中の状態を正確に把握することができます。
定期検診は一般的に3ヶ月〜半年に1回の頻度で受けることがおすすめです。このくらいの頻度で定期的なチェックを受けることで、お子さまの口腔内の健康を維持し、問題が深刻化する前に対処することができます。このように、学校歯科検診と歯科医院での大きな違いは、目視検査が中心か、機器や道具を用いた詳細な診断かというところにあります。見えない部分や初期の虫歯、歯周病なども発見するためには歯科医院でしっかり診てもらう必要があるのです。
■歯科医院で診てもらえること・できること
✔️初期の虫歯や歯周病の早期発見と治療
✔️歯並びや咬み合わせの問題と矯正治療が必要かどうかの判断
✔️歯のクリーニングや予防処置
✔️お子さま一人ひとりに合ったアドバイスと指導
■お子さまの歯の健康を守るためには家庭でのケアも大切です!
お子さまの歯の健康を守るためには、家庭でのケアも重要です。正しい歯磨き方法やデンタルフロスの使い方を保護者の方も覚え、サポートしてあげましょう。健康な食生活を心がけ、砂糖や炭酸飲料の摂取を控えることも大切です。
■まとめ
学校歯科検診の結果を受け取った後は、歯科医院での検診を受けるタイミングを見極めることが重要です。検診結果をもらって終わりではなく、歯科医院での定期検診も受けたうえで必要なケアや治療を行うことで、歯の健康を保つことができます。定期的な歯科医院での検診を通じて、お子さまの健康な歯を維持できるようにしましょう。
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八戸市
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中里デンタルクリニック.
歯科医師 歯学博士 中里好宏
住所:八戸市鷹匠小路12-1
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