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予防の常識・非常識

みなさんこんにちは! もう今年も1ヶ月きりましたね。これからクリスマスや年末年始に向けて、色々な美味しい物を食べる機会が増えることと思います。 そこで今回は虫歯や歯周病の予防について、ありがちな誤解を2つご紹介します! お口の健康管理に是非お役立ていただければと思います。   常識1 (×)歯周病は歯を失う怖い病気→(○)セルフケアと歯科のサポートで歯は残せます 歯を失う病気というイメージが強い歯周病。ですが、テレビやCMのなどで見られるように、短期間で歯がぐらぐらになって抜け落ちてしまうことはふつうはありません。統計的には、歯周病になりにくい人が1割、進行しやすい人が1割で、残りの8割の人はゆっくり進行していきます。 歯周病を予防するには、セルフケアだけでなく、歯周病の早期発見が重要です。早く異常がわかれば、その分早く手が打てます。そのためには、定期的に歯科治療で検診を受ける事が大切。もし歯周病になっていて治療を受けたのなら、治療が終わったときが歯を守る新たなスタート地点です。再発を予防するために検診に是非お越し下さい。   常識2 (×)虫歯になるのは甘いものをたくさん食べているから→(○)量より食べ方が問題です 甘いものを控えているはずなのに、むし歯になってしまう。それは甘いものの「食べかた」に問題があるのかもしれません。 飲食後、お口のなかでは、細菌の生み出す酸や飲食物の酸により歯の成分が溶け出し(脱灰)、その後、時間をかけて唾液が成分を歯に戻していきます(再石灰化)。溶かす力が戻す力を上回る状態が長時間続くと、むし歯になります。 このとき、甘いものの「量」以上に、食べる「頻度や時間」が問題となります。ひっきりなしに甘いものがお口のなかにあると、唾液が歯を修復する時間が取れません。ですから、のどあめを絶えず舐めていたり、ドリンクをチビチビ飲んでいたりすると、むし歯になりやすいのです。野菜ジュースやスポーツドリンクなど、ヘルシーなイメージのものにも意外に砂糖は入っていますので、ご注意を。   いかがでしたでしょうか? どちらも普段の日常生活において、『ちょっとだけ意識してみる』だけで予防につながります。 ご自身の歯を守れるのは、ご自身しかいません。 私達も全力で皆様の歯を守るサポートをさせていただきますので、まずは是非定期的な検診とクリーニングを受けて下さい。 そして、当院では唾液検査も実施しています。そうすることにより、ご自身のお口の中について数値でも知れるものになっていますし、検査結果をもとに、その方に合ったデンタルグッツのご紹介や磨き方もアドバイスもさせていただいておりました。 どうか皆様がいつまでも美味しいご飯食べられますように・・・。笑顔でお話が出来ます様に・・・。