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インビザラインのアタッチメントってなに?



インビザラインは、目立ちにくい矯正方法として、選択する方が増えているマウスピース矯正の1種です。

透明なマウスピース(以下:アライナー)を使用する中で、歯を動かすために重要な役割を果たしている「アタッチメント」というものがあります。

 

この記事では、アタッチメントがどのような役割を果たし、インビザラインを始める方が知っておくべきポイントを解説します。

 

◾️アタッチメントとは何か?

アタッチメントは歯の表面にプラスチック製の小さな突起(アタッチメント)を装着し、アライナーが効率的に力を伝えやすくなるように設計されることがあります。

 

アタッチメントを使用することで、症例によっては歯の移動をより細かくコントロールできる可能性があります。

 

そして、アタッチメントには主に「通常アタッチメント」と「最適アタッチメント」の2種類があります。

 

※ピンク色の突起がアタッチメント

 

◾️アタッチメントの種類

 

①通常アタッチメント

 

一般的な歯の移動をサポートするために使用される標準的な形状のアタッチメントです。このタイプは、歯に均等な力を加えることで、正常な移動を促進します。形状はシンプルで、治療の多くの段階で使用されることが多いです。通常アタッチメントは、アライナーの安定性を高め、歯が予測通りに動くようにサポートします。

 

②最適アタッチメント

特定の歯の移動をより精確に制御するために設計されています。このアタッチメントは、歯の形状や移動の複雑さに応じて形状がカスタマイズされます。たとえば、回転が必要な歯や、より難しい位置へ移動させる必要がある歯に対して、最適アタッチメントは特異な形状を持ち、より強い牽引力を提供します。

また、最適アタッチメントは、歯の動きを微細に調整するために、特別な角度やサイズで設計されることが多く、治療の精度を向上させます。

 

アタッチメントは歯の移動をサポートする役割を担っています。

患者様の歯の状態に応じて、治療方針や歯の状態に応じて使用されます。

適切な種類と形状のアタッチメントが選ばれることで、治療計画の達成を目指します。

 

※インビザラインは自由診療です。治療内容・費用・治療期間・リスク等については以下をご参照ください。

 

①費用(495,000円税込表記)

②治療期間・回数(例:1年半〜5年、調整来院頻度:2ヶ月に1回〜)

③リスク・副作用

・治療の初期段階では痛みや不快感が生じやすくなりますが、1 週間前後で慣れます。
・歯の動き方には個人差があるため、予想された治療期間より延長する場合があります。
・装置の使用状況や定期的な通院など、患者様の協力程度で治療の結果や期間に影響します。
・矯正装置装着時は、歯みがきがしにくくなるためむし歯や歯周病のリスクが高まります。
・歯を動かすことで歯根が吸収して短くなったり、歯ぐきが下がったりすることがあります。
・稀に歯が骨と癒着していて歯が動かなくなったり、歯の神経が障害を受けたりすることがあります。
・金属の装置を装着する治療の場合、金属アレルギーの症状が出ることがあります。
・治療中に「顎が痛い、口が開けにくい、顎関節で音が鳴る」などといった顎関節症状が出ることがあります。
・状況により当初予定した治療計画を変更する可能性があります。
・装置を外す時に、歯の表面に小さな亀裂が入る可能性や、補綴物の一部が破損する可能性があります。
・装置が外れた後に、保定装置を使用しないと後戻りが生じる可能性が高くなります。
・装置が外れた後に、現在の噛み合わせに合わせるために、古い補綴物や修復物などをやり直すことがあります。
・顎の成長発育によって、噛み合わせや歯並びが変化する可能性があります。
・親知らずの影響や加齢などによって、凸凹が生じる可能性があります。

 

 

 

◾️アタッチメントの役割

①効果的な歯の動きの促進

 

アタッチメントは、歯をさまざまな方向に動かすための力をアライナーに伝えます。これにより、治療計画通りに歯が動きやすくなります。特に、歯を回転させたり、垂直方向に動かしたりする際に重要です。

 

②アライナーの安定性向上

 

アタッチメントはアライナーの安定性を高め、しっかりと歯にフィットさせる役割も果たします。これにより、アライナーがずれにくくなり、効果的な治療が可能になります。

 

 

◾️インビザラインの正しい装着方法

①効果的な歯の動きの促進

 

アタッチメントは、歯をさまざまな方向に動かすための力をアライナーに伝えます。これにより、治療計画通りに歯が動きやすくなります。特に、歯を回転させたり、垂直方向に動かしたりする際に重要です。

 

②アライナーの安定性向上

 

アタッチメントはアライナーの安定性を高め、しっかりと歯にフィットさせる役割も果たします。これにより、アライナーがずれにくくなり、効果的な治療が可能になります。

 

 

◾️インビザラインの正しい装着方法

①アタッチメントを意識した装着

 

アライナーを装着する際は、まずアタッチメントにしっかりとフィットさせることが重要です。アタッチメントを意識しながらアライナーを歯に押し込むことで、適切に装着されます。

 

②装着時の注意点

 

アライナーを装着する前に、大前提として、歯をしっかりと磨いて清潔に保つことが大切です。

装着をする際は、アライナーを歯に対してゆっくり付け、アタッチメントに衝撃を与えないようにしましょう。

また、アライナーが欠けたり、外れたりした場合は、歯科医師に相談しましょう。

 

◾️アタッチメントが取れないための対策

 

①定期的な歯科医師のチェック

 

アタッチメントが取れないようにするためには、定期的に歯科医師のチェックを受けることが重要です。

アタッチメントが複数個取れてしまった場合は、

再装着が必要な場合もあります。

 

②アライナーの着脱方法を守る

特に、アライナーを外す時には注意が必要です。

外す際は、指を口蓋・舌側(内側)から外す方が、アタッチメントの脱離のリスクが低くなります。

反対に、頬側(外側)から外すとアライナーを外す衝撃がアタッチメントに伝わりやすくなり、アライナーと同時にアタッチメントも外れるリスクが高まります。

 

◾️インビザラインアタッチメントに関するQ&A

Q1: アタッチメントが取れた場合どうすればよいですか?

 

アタッチメントが取れた場合は、歯科医師の指示を仰ぎましょう。

現在動かしている歯の状況を確認し、必要に応じて、アタッチメントを再装着します。

 

Q2: アタッチメントは痛みを伴いますか?

 

アタッチメント自体は痛みを伴うことはありませんが、装着後数日間は歯の動きにより違和感や軽い痛みを感じることがあります。

通常、時間が経つと慣れてきます。

 

Q3: アタッチメントを付けたまま食べ物を食べることはできますか?

 

はい、アタッチメントを付けたまま食事をすることは可能です。ただし、硬い食べ物や粘着性のある食品は避けるようにし、食後は歯をしっかりと磨いてアタッチメント周辺を清潔に保ちましょう。

 

Q4: アタッチメントが目立つことはありますか?

 

アタッチメントは歯の色に合わせて装着されるため、通常は目立ちにくいです。ただし、装着位置や治療により多少目立つことがあります。

気になる場合は、歯科医師に相談してください。

 

まとめ

インビザライン治療におけるアタッチメントは、歯の動きを効果的にコントロールするために欠かせない重要な要素です。正しい装着方法や日々のケアを心がけることで、治療をスムーズに進めることができます。