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舌小帯の長さ

こんにちは!アシスタントの目時です。 季節の変わり目で、ぽかぽか陽気と雪の日がまだありますが、 みなさま体調を崩さないようにお気をつけください! さて、今回のお話は『舌小帯(ぜつしょうたい)の長さ』についてです! 「舌小帯」を聞いたことはありますか? 私自身、歯科に勤めるまで聞いたことも意識したこともありませんでした。 「舌小帯」とは、舌の裏にある筋のことです。 鏡で見て、ご自分でも確認できる場所にあります。 今回はその長さについてのお話ですが、その中でも『短いことによる影響』について お話を進めていきます! この「舌小帯」は、舌の可動域に大きく関わってきます。 「舌小帯」が舌の先の方についていたり短かったりすると、舌の動きが妨げられることがあります。 舌というのはさまざまな役割がありますよね。それが制限される可能性があるということです。 例えば、 ①発音しにくい ②飲み込みにくい ③歯にかかる舌の力のバランスが悪くなり、歯並びに影響する などが挙げられます。 だからと言って、すぐに手術が必要かというとそういうわけでもありません。 体重が順調に増え、元気いっぱいに成長できているのであれば急いで手術する必要はないと思われます。 逆に、哺乳を妨げていて成長に影響しているようならば、なるべく早いうちに「舌小帯」を 切ることをお勧めします。 手術を急がなくても良い理由として、まだまだ成長過程であるということも挙げられます。 舌は日常的によく動かす場所です。そのため、舌小帯のついている位置も成長の中で変化していく ことがあります。 また、トレーニングしたり意識してさらによく動かしたりすることで、舌が今の状態よりも 伸びやすくなる場合もあります。 食事や飲み込む動作に問題がなければ、例えば大きくなってから滑舌で困った時などに、 あらためて手術を考えてみるのでも良いと思います! 最近話題になることも多い、「お口ポカン(空いていることが多い)」も、もしかしたら舌小帯が 短くて、常に舌が下顎のところにあるのが原因の一つかもしれません。 小学校に入学する頃になっても、サ行・タ行・ラ行の滑舌が心配な場合は、舌小帯の短さが 原因になっている可能性がありますので、小児歯科で相談されることをお勧めします。 乳幼児健診で異常かもと言われると、本当に心配ですよね。 手術がすぐに必要なのか、将来困った時にまた考えるのでも問題がないのか、 専門機関での診察があれば安心できることも多いと思いますので、 心配なことがあればなんでもを気軽にご相談くださいね!