意外と知らない!? レントゲンの見方
皆さんこんにちは!!中里デンタルクリニックアシスタントの山内です。
最近急に寒くなってきて本格的に冬の気配を感じてきましたが、皆さんはいかがお過ごしでしょうか?
朝晩の寒暖差が激しくなっていますので、体調管理にはくれぐれもお気をつけくださいね。
さて今回は「歯科のレントゲンの見方」について詳しくお話ししていきます。
歯医者を受診した時、レントゲンを撮って見せてもらう機会はあるかと思いますが、どう見たらいいのか、どこが悪いのか分かりませんよね。
そこで今回は、レントゲンの見方のポイントを大きく3つに分けてお話ししていきます。
①密度が高いものほど白く、密度が低いものほど黒く見える。
歯科のレントゲンも医科のものと同じで、「密度が高いものほど白く、密度が低いものほど黒く見える」という特徴があります。
歯や骨など密度の高い組織ほどX線という光線を透過しないため白く映り、歯ぐきなど密度の低い組織ほど光線を透過しやすいため黒く映ります。
②虫歯も歯周病も進行するほど黒く見える。
虫歯は細菌が作る酸の作用によって、歯のエナメル質や象牙質が溶けていくことを言います。
溶けていくということは「密度が低くなり、透過性が増す」ということです。
つまり、虫歯になったところはレントゲン上では黒く見えるようになっていきます。
歯周病では歯周病菌が引き起こす炎症によって、歯の根の周りや顎の骨がどんどんなくなっていきます。
顎の骨がなくなって「密度が低くなり、透過性が増す」ため、虫歯と同じように黒く見えるようになっていきます。
③詰め物や被せ物の金属は真っ白
歯を治す材料の場合、密度より透過性がレントゲンの見え方を左右します。
よくある金属の被せ物や詰め物は中に金属を使っているものも含め、全て真っ白に見えます。
また、詰め物に使われているレジンは合成樹脂のため、金属ほどは真っ白にならないにしろ、白っぽくは映ってきます。
いかがでしたでしょうか?
今後、歯医者でレントゲンを見るときは色んなところを注目して見るようにすると面白いかもしれませんね。