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歯科での麻酔のお話

皆さんこんにちは!中里デンタルクリニック.歯科衛生士の堀内です。2月もそろそろ終わりますね。段々と春が近づいて来たのか、暖かいと感じる日がここ最近増えて来ましたね。早く暖かい日が続く毎日がくると良いですね。   さて、今回の話題は「麻酔」です。皆さんの中にも治療の際に麻酔したことがある方もいらっしゃると思いますが、どうしても「痛い」「怖い」イメージがありますよね。今回はそんな「麻酔」のお話を詳しくお伝えしたいと思います。   歯科で行う麻酔には、いくつかバリエーションがありますが、なかでも患者様の多くの方が経験しているのが、「浸潤麻酔」という麻酔注射でしょう。「浸潤麻酔」とは、歯を削る時、神経を取る時、歯を抜く時などさまざまな治療で用いられている局所麻酔(部分麻酔)です。麻酔を効かせたい場所の近くに麻酔薬を注入し、歯を支える骨へと浸み込ませ(浸潤させ)て神経に届かせます。大きな奥歯や、麻酔が効きにくい場合には、何本か注射することもあります。浸潤麻酔の場合、その痛みには大きく分けて3種類があります。 ①針を歯ぐきに刺すときのチクリとする痛み。 ②刺した針をさらに奥に進める痛み。 ③麻酔薬をグーっと注入する痛み。   そして、ある程度の強い圧をかけないと麻酔薬を歯ぐきになかに注入できないのだけど、この3つの痛みを最小限に抑えたい!という改善策として開発されたものが実はあります。それは「電動注射器」です。初めて麻酔をされる方だとピストルのような大きい機械に見えるので、びっくりされる方も多いのですが、自動制御で麻酔薬をゆっくりと一定の速度で注入できるため、圧迫痛の軽減にたいへん役立つ優れものです。   また、細かな配慮で痛みを少なくしようという取り組みとして、歯科の麻酔注射の前処置として広く使用されているのが「表面麻酔」です。歯ぐきの表面に麻酔を効かせる方法で、針を刺すときのチクッとする痛みに効き、針を進める痛みも多少緩和します。歯ぐきに塗布して数分すると効いてきます。グラグラの乳歯を抜いたり、歯石を取ったりするときにも使われることがあります。   中里デンタルクリニック.では、「麻酔をします」となったときは、必ず、「表面麻酔」をしてから行います。そして、「電動注射器」を使用して麻酔して行きます。歯科治療といえば、「痛い」「怖い」が浮かんでくるとは思いますが、できるだけ患者様への負担を少なくするように日々、試行錯誤を重ねております。もし、歯のことでお困りのことがありましたら、いつでもご連絡お待ちしております!