虫歯の再発を「二次カリエス」といいますが、保険診療の被せ物の方が再発率も高くなります。しかし、自費診療のセラミック製の被せ物を選ぶことで、二次カリエスのリスクも格段に減らすことができます。
本記事では、自費診療の被せ物「セレック治療」について特徴や魅力をお話ししていきます。
■そもそも自費診療と保険診療は何が違う?
自費診療で適用できるセラミック製の被せ物を選ぶことで、虫歯の再発リスクを軽減できますが、その理由は主に3つあります。
①接着方法が違う
自費診療は一体化させる接着方法で、隙間がほとんどなくなるため、虫歯の原因菌が入り込むリスクが減ります。レジンセメントという接着剤が用いられ、歯と化学的に接合させます。
②隙間が少ない
自分の歯とセラミック系の素材は接着性に優れており隙間なくフィットします。①と合わせて、隙間ができにくく、細菌が侵入するリスクを防げます。
③細菌が素材に付きにくい
セラミック系の素材は、表面がなめらかな質感なので、着色汚れがつきにくく、細菌や水分も吸収しにくいのが特徴です。素材自体が細菌に強いつくりになっています。
■セレック治療という選択肢
セレック治療とは、セレックシステム=CAD/CAM(コンピューター支援設計/コンピューター支援製造)と呼ばれる最新機器と技術を活用して行うセラミック治療です。セレックシステムを用いることで、規格生産されたセラミックブロックを使って患者様ひとり一人に合う人工歯を機械的に作り出せるため、従来のように型取り後に歯科技工士に依頼する手間をはぶくことが可能になります。従来のセラミック治療は、治療期間が長く、仮歯の装着期間や通院の手間がありました。しかし、セレック治療の場合は、最短1日で診断、治療、装着まで終わらせることができます。
■セレック治療のメリット
セレック治療の具体的なメリットや特徴を見てみましょう。
✔️最短1日で治療が終わり、1本あたりの治療時間はおよそ60〜90分
✔️口腔内をスキャンするだけなので歯型採取の負担が少ない
✔️1日で治療が終わるので仮歯の装着が必要なく感染症のリスクが少ない
✔️従来の治療方法よりも治療費用は安く受けられる
✔️機器を用いて設計や加工が行われるため精度が高く高品質で耐久性に優れている
✔️従来からのセラミック治療よりも費用を軽減できる
✔️天然歯と同じような見た目や質感を再現でき、審美性に優れている
✔️金属アレルギーのリスクがない
✔️虫歯の再発(二次カリエス)リスクを減らせる
■まとめ
これまでは自費診療を考えていなかった人も、これを機に自費診療のセレック治療を検討してみてはいかがでしょうか?セレック治療は従来のセラミック治療と比較しても治療時間が短く、
経済的な負担も減らせます。もっと詳しく知りたい方や興味がある方は、ぜひ一度当院にご相談ください。