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マイクロスコープをご存知ですか?

皆さんこんにちは!アシスタントの八幡です。 梅雨入りが発表され、雨の日が多くなりましたね。当院の患者様の中にも体調を崩されている方が多くなってきていて心配です・・・。 さて今回は、歯科治療に用いられている「マイクロスコーブ」(歯科用調機謝)についてお伝えします。 「マイクロスコーブ」(歯科用調機謝)…その名のとおり、治療する個所を頭機鏡のように何十倍にも拡大して見ることができます。近年導入している医院が増えているこの最先端装置。実は当院にもあります!(主に根の治療をする際に使用しています。) では、どんな仕組みの装置かをご説明しましょう。 診療室に置かれた大きな機械。チェアに横になった患者さんの顔に上に、その装置に一部がスライドしてきて、先生がレンズを覗き込みながらお口を診ていく・・・。見慣れない人にはちょっと驚きかもしれませんが、これが歯科の最先端装置のひとつである「マイクロスコープ」(歯科用顕微鏡)を用いた治療風景です。 従来の治療では先生が、患者さんのお口の中を直接診ますよね。マイクロスコープを用いた治療では、患者さんのお口の上に位置するように対物レンズがセットされ、先生が接眼レンズを覗き込みながら治療をしていきます。 「顕微鏡」の名がつくように、マイクロスコープは、肉眼とは異なる、今までにない拡大視野で歯や歯ぐきを見ることを可能とします。といっても、大きな数マイクロメートルのミクロの細菌がみられるような数百倍の拡大率ではありません。3〜30倍の拡大率で、視界いっぱいに歯が映るイメージです。 ドラマや映画で、時計職人が機械式の懐中時計を修理しているところを見たことはないでしょうか?目に装着したルーペを覗き込みながら、装着したルーペを覗き込みながら、歯車など、内部をためつすがめつしていますよね。あのルーペがだいたい5〜6倍の拡大率です。 マイクロスコープがもっとも活躍するのが、歯の根の治療です。むし歯が広がり歯の内部の神経にまで及んだ場合、痛みをなくすには、むし歯部分はもとより、細菌感染を起こした神経を取り除く必要があります。 しかし神経は、「根管」という直径1ミリ以下の管のなかに詰まっています。根管がどこにあるのか、何本あるのか、きれいに感染部分が除去できているか?そうしたことを確認する際に、マイクロスコープの拡大視野が大きな力になります。 また、肉眼で見えにくく、レントゲンにもほぼ写らない極小のむし歯やヒビ割れを見つけるうえでも、マイクロスコープが活用されています。 高精度に見えることで、より精密な治療ができるのです。