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口腔機能低下症を予防しましょう

みなさんこんにちは中里デンタルクリニックの勤務医の小松です 本日は口の老化に伴う口腔機能低下症ということについてお話ししようと思います 口腔機能低下症とは、虫歯や歯周病だけでなく食べる話すといった機能が上手く行ってない方のことを指し、歯科医院としてはそれらの機能を検査にて数値化して表すことができ将来寝たきりや介護予防など防げるように予防する目的を目指しています 対象年齢は以前は65歳以上からでしたが、保険の算定が代わり今では50歳以上の方全般が対象者となっています 行う検査項目は7つの検査項目から行います

1口腔衛生状態不良の検査 口腔衛生状態不良の検査は,視診により 舌苔の付着程度を評価します・ 舌表面を 9 分割し,それぞれのエリアに対して舌苔の付着程度を 3 段階で評価し,合計 が 50%以上ならば口腔衛生状態不良となります 2 口腔乾燥の検査
口腔水分計を使用して,舌の口腔粘膜湿潤度を計測し、測定値 27.0 未満を口腔乾燥とします   3 咬合力低下の検査 、残存歯数により評価します 残存指数を計測する。残存歯数が 20 本未満を咬合力低下としています。 4 舌口唇運動機能低下の検査 オーラルディアドコキネシスにより評価する。 1 秒当たりのパ音、タ音、カ音それぞれの発音回数を計測 しています。いずれかの 1 秒当たりの回数が 6 回未満を舌口唇運動機能低下とします。 5 低舌圧の検査 低舌圧の検査は,舌圧測定により評価する。舌圧測定器につなげた舌圧 プローブを,舌と口蓋との間で随意的に最大の力で数秒間押し潰してもらい,舌圧が,30kPa 未満を低舌圧となります。 6 咀嚼機能低下の検査 咀嚼機能低下の検査は,咀嚼能力検査により評価する。 2 g のグミゼリーを 20 秒間自由咀嚼させた後,10 mL の水で含嗽させ,グミと水を濾過 用メッシュ内に吐き出させ,メッシュを通過した溶液中のグルコース溶出量を専用の機械にて溶出グルコース濃度を測定する。グルコース濃度が 100 mg/dL 未満を咀嚼機能低下としています。   7 嚥下機能低下の検査 嚥下機能低下の検査は,嚥下スクリーニング検査(EAT-10)方法で評価しています 7 嚥下スクリーニング検査(EAT-10) 嚥下スクリーニング質問紙 EAT-10を用いて評価する。合計点数が 3 点 以上を嚥下機能低下としています。
当院では検査を率先的に行なっています。 これらの検査をすることで自分の状態数値化して表すことができて、トレーニングで改善、予防することができます トレーニング方法も指導しているのでぜひみなさん検査していて健康寿命を伸ばしましょう